先日、我が家の8歳児のお友達が遊びに来た時のこと。
子どもたちが夏休みの過ごし方や帰省について話していると、一人のお友達が、
「でもね、じいじは果物とかお菓子とか買ってくれないから、ケチなんだよ!
いっつも、買ってくれないんだよ!? ホント、ケチなんだから!」
と、不服そうに話しているのを聞き、私、あまりのことに一瞬、絶句。
「欲しいモノを買ってくれない祖父母」=『ケチ』!?
あまりに極端なお友達の金銭感覚に、他所の子とはいえ、
私、物凄く説教したい気分です(笑)
間違った金銭感覚は、必要以上の見栄とプライドに繋がる危険性も!
お友達の子どもは、パパさんの実家で、敷地内同居中(建物は別)。
上記の「じいじ」は、ママ方の祖父のこと。
一方の敷地内同居中のパパ方「じいじ」は、何でも買ってくれるんだとか…(汗)
一人っ子ではないんですが、初孫ちゃんです。
また、ある時のこと。
そのお友達が、カードゲームの束を持ったまま、外遊びをしていたので、
無くならないように片付けてから遊ぶように助言すると、
「いいんだよ! 全部、いとこから貰ったものだし!
無くなったら、また貰えばいいから!」
と返され、私、またもや、一瞬絶句(苦笑)
…いえ、捉え方によっては、
お友達はとても恵まれた環境にあるだけ、のこと。
本人が悪いワケでは決してありませんし、
その恵まれた環境がずっと続くのであれば、それはそれで幸せなことだと思います。
ですが、「モノの価値」を理解していないその金銭感覚は、
間違った虚栄心(見栄)と必要以上の自尊心(プライド)に繋がる危険性が高いワケで…。
私が、お友達にあれこれ言う権利なんてありませんが、
子どもの「金銭感覚」について、改めて、色々と考えさせられました…。
「金銭感覚は家庭それぞれ、人それぞれ」と子どもにちゃんと伝える大切さ。
子どもも小学生となれば、お金を自分で扱う機会も増えてきます。
我が家の8歳児にも、お小遣い制は導入済み。
4月に1年間分のお小遣いを渡してから、
実際に使っているのは、まだ1~2回しか見たことがありません(笑)
買い物などで、本人が「コレ欲しい!」と言うことがあっても、
「じゃあ、お小遣いで買ったら?」と、私が返すと、
「…え~、これが○○円だから~、貯金箱には○○円あるけど~。」などと、
自分なりに、「モノの価値」を考えている様子。
そして、大抵は、購入には至りません(笑)
我が家でも、帰省した際に、じいじたちから何かしら買ってもらうことはあります。
じいじたちにとっても、孫が喜ぶ姿を見るのは嬉しいでしょうからね。
周りが「この子のために!」と買ったり与えたりしてくれたことに対して、
私があれこれ言う権利はないと思っています。
…ただ、「モノ」を受け取った時に、
そのモノを貰うことに対する感謝の気持ちや、
そのモノの価値を教えてくれる大人が傍にいることが、一番大事!
逆に、欲しいモノを買って貰えなかった時にも、
なぜそうなったのか?を説明してくれる大人が必要だと思います。
その「モノの価値」に対する評価は人それぞれ、
「金銭感覚」だって家庭それぞれ、人それぞれ。
きちんと説明すれば、子どもなりに考えることもあるでしょうし。
そして、この子どもの「金銭感覚」に関する教育は、
子どもが経済的に自立した時まで、ずっと続けていくことが何より重要ではないでしょうか。