私が、実家の母親と電話していた時の事。
我が家の近況や、実家の近況。
そして、夏休みの帰省の話になり、
自然と、今年、高校受験を控える姪の話題に。
そこで、初めて知った意外な事実。
子どもの将来を憂う『親』の一人として、子育ての難しさを考えさせられました…。
親の義務と責任。子どもにとっての本当の幸せとは何でしょうか?
私の姪は、今年、中学三年生。
我が家が帰省すると、必ず、うちの子どもたちと遊んでくれる良きお姉ちゃんです。
ですが、高校受験を控える姪にとっては、大事な夏休み。
赤ちゃんの頃から見ている叔母の私としても、姪の進路は気になるトコロなんですが、
私の母親がポツリと一言。
「あの子には、公立高校は難しいかもしれん。」
(地方のため、進学率が高いのは、基本的に公立高校です)
…えっ!そうなの!?(驚)
正直なところ、今まで、私が帰省した際に、勉強を見てあげることもあり、
勉強面が得意ではないことは知っていました。
そのため、親(私の姉)もこまめに勉強を見たり、学習塾にも行かせたり。
本人なりに努力はしているし、やる気もある。
…でも、結果がついてこない。
思うに、『能力』が足りないのよ…。
って、いやいや、人生、勉強だけで将来が決まるものじゃない。
それ以外の興味ややる気を伸ばしてあげればいいんじゃないの?と、私が返したトコロ。
…うん、親(私の姉)たちも、そう育てていきたいから、見守っててって言われたよ。
という母親の言葉を聞いて、私、ちょっと感動。
だって、私の姉、教員なんですよ。
普段から、沢山の子どもたちと接しており、
きっと、自分の子どもの学力に関しても、充分過ぎるほど、分かっているはず。
でも、『教員の子ども』というプライドやプレッシャーだって、きっとある。
それでも、勉強に追い立てて、子どもの学力を意地でも上げるワケではなく、
この先の進路が『子ども自身にとって、何が一番いいのか?』を落ち着いて判断出来る。
…これ、自分の子どもたちに置き換えると、
頭では分かっていても、なかなか難しいことですよね。
誰だって、自分の子どもには将来、幸せになって欲しい。
勉強が全てでは決してないけど、学力はあった方がいいし、
偏差値が高い大学に進学してくれれば、将来も安心。
…でも、実際、それだけの学力が自分の子どもになかったら?
お金を掛けて、塾に通わせ、子どもを勉強に追い立てて得た結果が、
やはり思い通りではなかったら?
そのとき、本当に子ども自身にとって幸せな進路を応援することが出来るのか?
我が家の子どもたちにとっては、まだまだ先の話ですが、
常に、5年、10年、15年と子どもたちの将来を見据えて、
子どもたちにとっての幸せな進路を応援していきたいと思います。