我が家の末っ子3歳は、今春、公立の認可保育園に入園予定。
先日、希望園の入園受付に親子で行ってきました。
希望園の先生方との親子面談ののち、
入園申込み書類を事務方の市役所の方に提出。
…今回、完全に愚痴になるのですが、
そこで見た、まさに『お役所対応』に辟易してしまいました…(溜息)
キビし過ぎる認可保育園の申請基準…
我が家は、地方都市の郊外在住。
真ん中年長児は、公立幼稚園に通園中なのですが、
今春から、私も働きに出ようと考えています。
そのため、末っ子3歳児には、近所にある公立の認可保育園に入園予定。
市内には、公立幼稚園の他に、私立幼稚園もいくつかありますが、
郊外在住の我が家には、どこもちょっと遠く、
ご近所の子どもたちは、保育園児がほとんど。
田畑や果樹園に囲まれていて自営の家も多いですし、
保育園の方が主流なのです、本当は。
ですが、特に0~2歳の未満児に対する待機児童問題は、どこでも同じ。
そのためか?入園申込み資格が、キビシイんです…、ホント。
・就労時間は、月に平日16日以上、1日4時間以上。
・求職活動は、最長1ヶ月のみ。
・自営(家業手伝い含む)の場合、確定申告書、出荷票、源泉徴収票の提出etc.
もちろん、フルタイムで勤務されている方が、常に最優先されるべきなのですが、
実状を偽って入園させる人がいるのも、残念ながら事実のこと。
特に、うちの周りのような田舎では、「家業(農業含む)の手伝い」なんて、ぶっちゃけ、ほぼ何もしてない人がホント多いですから!
今回も、受付後の待ち時間中、前の方と市役所の方のやり取りが丸聞こえ。
上の兄弟はすでに通園中で、ママさんは、自営のお手伝いをしているとか。
すると、市役所の方、突っ込む!突っ込む!
「農業を主にされているのは、誰ですか? 何を作っているのですか?
栽培シーズン以外は、何をしているのですか?
その作物の売り上げはいくらあって、どれくらいの費用が掛かっているのですか?
具体的に明示して頂かないと受付が出来ません。
本日は、○○時までの受付ですが、後日、市役所でも受付していますので…。」
…もうね、さすがに、そのママさんが可哀想になってきました(苦笑)
思うに、上の子を入園させたときは、今ほどキビしくなかったんでしょう。
書類の不備があり過ぎちゃったワケですから。
確かに、家業の手伝いの労働時間を証明するのは難しいこと。
でも、収穫シーズンなどの繁忙期には、当然、手伝われていると思いますし、
郊外の3~5歳児クラスなんて、定員割れしている現状で、
家に近い保育園に入れたいのは、ごく自然な願望でしょう。
それを申請基準だからといって、重箱の隅をつつくようなお役所対応…。
ホント、聞いているだけで不愉快でした…(呆れ)
家業の手伝いであれば、優先順位が低くなりやすかもしれない、と伝えればいいだけのことではないでしょうか?
今回、私が申請理由とした「求職活動」も認定期間は、1ヶ月のみ。
しかも、事務処理上の理由から、半月前には「就労証明」を提出しなければなりません。
…つまり、4月入園しても、4月半ばまでに「求職活動」を終えなければならないということ。
たった半月ですよ!?
以前、市役所に色々と尋ねに行った時には、
「それでも今からなら充分に時間がありますし…。」と言われましたが、
まだ子どもが一緒なのに本格的な求職なんて出来ないし、
預けようにも一時保育は常に満員ですし!
…もうもう、近頃、ホント腹立たしいったらありゃしない!(怒)
保育園は、『保育』が出来ない家庭の代わりに保育をしてくれるための施設。
「就労」したいと思っているのに、画一的な対応ばかりで、
まるで保育園に子どもを入園させたくないのか?とも感じられて、ガッカリします…。
保育園不足に、保育士不足、待機児童問題の悪循環。
一自治体だけでは対応が難しい問題なのは重々承知ですが、
間口を狭めてしまうだけでは、何の解決にもならないまま。
もう少し、働く女性や復職を希望する人にとって本当に必要なサポートは何なのか?
真正面から向き合った環境作りを期待したいものです…。