昨日、12/9放送のNHK「クローズアップ現代」のテーマは、
『“移住1%戦略”は地方を救えるか』でした。
地方を選択する理由は“暮らしやすさ”という。大抵、表面上は収入減となる地方移住だが、生活上の様々な要素を貨幣価値に換算し具体的に分析してみると、東京生活より「豊か」にすることも可能なことが見えてきた。
我が家は、地方都市住まいですが、
それは、もちろん、移住を希望したワケではなく、単なる夫の転勤によるもの。
「生活の豊かさ」の基準は、人それぞれの価値観に因るところが大きく、
特に、物価や利便性、福祉医療に関しては、
都会暮らしよりも、地方暮らしの方が「豊か」とは言い切れないと思います。
とはいえ、私が放送を見ていた中で、
我が家にも当てはまる『地方ならではのメリット』がありました。
『通勤時間の短さ』を貨幣価値に換算したら、いくらになりますか?
我が家の「マイホーム」は、築20年の中古住宅。
私たちの希望条件をほぼ満たす『自慢の家』です。
その中でも、一番に優先した条件が、「夫の会社までの通勤距離」
我が家から、夫の会社までは、3㎞弱の道のり。
夫は、毎日、自転車通勤をしています。
通勤時間は、約10分。
始業時間は、8時半ですが、夫が自宅を出るのは、8時過ぎ。
うちの小学生の子どもよりも、遅い出勤です(笑)
そのため、夜の帰りは遅い夫なのですが、
朝食は、家族揃って食べることが出来ますし、子どもたちと話す時間もたっぷり。
私も、余裕を持って、夫のお弁当を作ることが出来、「立地の良さ」を実感しています。
番組では、通勤時間が短くなることに対して、いくらの貨幣価値があるのか?換算し、
地方暮らしのメリットを説明していましたが、
地方とはいえ、車で数十分も掛けて通勤していたら、メリットも薄いですしね…(汗)
一般的に、「立地」に求める条件としては、
買い物や病院などの「利便性」を重視されることが多いでしょうか?
でも、それらの利便性も、10年、20年後にはどう変わっているかは分からないもの。
便利なはずの商業施設が閉店に追い込まれることだってあるかもしれませんし、
逆に、開発されて、新たな商業施設が近所に出来ることもあるかもしれませんし。
そして、何より、子どもたちが幼児期である今だからこそ、
家族が一緒にいられる時間を出来るだけ多く持っていたい。
夫の通勤時間の短さは、夫自身に生活のゆとりをもたらすだけでなく、
私たち家族みんなにも、「ゆとりのある暮らし」をもたらしてくれていると思います。